満開なのに 雨ですか


九州福岡
桜が満開なのに雨模様。
そんな2022年。
以前のようには楽しめないとしても、
まだ、食糧難になってないだけいい。
住む場所、電気、ガス、水道も供給されている。
このパイプラインが止まったときのことを考えると、
街に住んでいることが心配になる。
先日も、国東半島の大自然の中で歌う機会があった。
自然とつながっている環境で、
パイプラインが止まったとしても、
街の生活よりは、パニックに陥らないタフさを持っている。
水、土が豊富な場所がなんとも心強く映る。
そこで暮らす人々もなんだか、いい意味の無邪気さを感じる。
それはたぶん、街で暮らす人よりも、あるもので暮らす術を、
知恵を、知識を心得ているからであろう。
もちろん、住めば住んだで色々厄介なこともあるのだろうけど。
それは、どこでも同じこと。
けれど、街の生活は、どこか、地に足がついていない。
一つ何かが止まったら、大変なことになる。
じゃ、君、田舎に引っ越すか。
と言われたら、まだ、決められない自分がいる。
この生活しか知らないから。
今の生活に慣れきってしまっている。
今の環境から、抜け出せるのか。
自然により近い生活ができるのか。
そうなった時では、遅いとわかっていても、やらない。
後手にまわる。
夏休みの宿題も最後までしない。
本当にそう思ったときはもう体が動いている。
楽天的な自分。
いや、どうにかなるさ的。
どうにもならない時、
それはもう仕方ない。
やってないんだもの。

本当の田舎暮らしを知らない僕は、
田舎暮らしを夢見て、街の暮らしを続ける一人だろう。
本当の戦争を知らない事と同じように。
近くで、目の前で、起こらないとこの暮らしを続ける一人だろう。

家の前に木に、巣を作っているカラスがいる。
せっせせっせと、枝を運んでいる。
なんて美しいんだと思う。
やるべきことをやっているだけなのに。

あー、いまここ